2026年8月23日午前2時ごろ、小金井でもかなり揺れました。夫婦それぞれのスマートフォンで警戒音が鳴り、隣の家からも警戒音が聞こえてきました。深夜の住宅街は騒然となりました。
気象庁の発表では、震源は茨城県南部。小金井市本町では震度4を観測しました。
小金井市は武蔵野台地にあり、東京東部の低地や埋立地とは、地盤や液状化の条件が違います。長く住む家を考えるとき、私は地盤条件を必ず見ます。
東京都の町丁目別資料を見ると、小金井市の大部分は台地1です。ただ、本町4丁目は谷底低地2で、市内がすべて同じ条件ではありません。実際の家は土地の履歴、敷地、建物まで見て判断します。
2026年8月23日の地震は茨城県南部が震源、小金井市本町は震度4
| 確認項目 | 気象庁の発表 |
|---|---|
| 発生時刻 | 2026年8月23日 午前2時00分ごろ |
| 震源 | 茨城県南部 |
| 深さ・規模 | 70km・M5.9 |
| 最大震度 | 5弱 |
| 小金井市 | 本町で震度4 |
| 東京都内の例 | 足立区で5弱、江東区で4 |
| 長周期地震動 | 東京都23区で階級2 |
| 津波 | 心配なし |
その後のテレビでは、都内でエレベーターが止まり、飲食店ではガラスやコップが割れたと伝えていました。その朝、勤務先のエレベーターも止まり、表示は「管制運転」になっていました。身近な場所にも地震の影響が出ていました。
気象庁「2026年8月23日2時00分ごろ 茨城県南部 M5.9」
東京都の資料で町丁目ごとの地盤を確認
東京都の第9回地域危険度測定調査には、小金井市の町丁目ごとの地盤分類が掲載されています。45町丁目を照合した結果は次のとおりです。
| 地盤分類 | 小金井市の町丁目 | 東京都資料から分かること |
|---|---|---|
| 台地1 | 44町丁目 | 小金井市の大部分を占める分類 |
| 谷底低地2 | 本町4丁目 | 市内で地盤条件が異なる場所 |
前原町、東町、貫井南町は、東京都の一覧では1〜5丁目のすべてが台地1に分類されています。
同じ台地1でも、建物倒壊危険度、火災危険度、総合危険度のランクは町丁目ごとに異なります。建物の構造や密集度、道路条件がそれぞれ違うためです。
武蔵野台地は液状化しにくいが、住所ごとの確認は必要
東京都の液状化予測では、地形分類上の台地は液状化の可能性が小さい側です。凹地、浅い谷、谷底平野、低地、盛土地などは中の側に分類されます。小金井市の大部分を占める武蔵野台地は、東京東部の低地や埋立地と比べて有利な条件です。
ただし、台地や丘陵地を中小河川が削った河谷底も検討対象です。東京都は、ボーリングデータだけでなく、過去の液状化、土地条件、水域の変遷、湿地・水田、埋立材を組み合わせてメッシュごとの可能性を示しています。
| 資料で分かること | 個別に調べること |
|---|---|
| 住所周辺の相対的な液状化可能性 | 個別敷地で必ず発生するか |
| 台地・谷底低地などの地形傾向 | 建物を支える地盤の強さ |
| 過去の水域・湿地等の手掛かり | 地盤改良工事が必要か |
| 町丁目ごとの地震危険度 | 個別建物の耐震性 |
液状化予測は地域の傾向を示す資料です。擁壁や浸水、個別の地盤、建物の耐震性はそれぞれ別に見ます。
自宅や実家の住所で見る順番
私が家の足元を調べるなら、次の順で資料を開きます。公開資料で地域の傾向を見たら、次は実際の敷地と建物を見ます。
- 東京都の地域危険度一覧で町丁目を探し、地盤分類だけでなく建物倒壊・火災・総合危険度も見る
- 東京の液状化予測図を対象地まで拡大し、住所周辺のメッシュを読む
- 東京都土地履歴マップの小金井市画面で、過去の水域・湿地等がないか重ねる
- 小金井市防災マップで浸水想定、避難場所、避難経路を別に見る
- 現地で高低差、擁壁、道路との関係を見て、建物は築年、構造、基礎、傾き、修繕履歴を分ける
町丁目の分類は入口です。同じ町丁目でも、番地や敷地の造成履歴までは分かりません。建築や売買の判断では、公開資料に加えて敷地資料を確認し、必要な場合は専門調査を行います。
地盤は長期保有の安心材料。資産価値はほかの条件と合わせて見る
私は不動産売買仲介の実務で、地盤を軽く見ません。長く住む人にとって、災害リスクが比較的低いことは大きな安心材料です。買う側も同じ資料を見られるため、売却時の説明材料にもなります。
ただ、家の価値は地盤だけでは決まりません。駅や生活利便性、接道、土地の形、建物の耐震性と状態、浸水、周辺需要も価格に影響します。地盤条件がよくても、接道や擁壁、建物に大きな問題があれば評価は変わります。
小金井市で家を長く持つか、売るかを考えるときは、地盤とあわせて街の評判、空き家の管理状態、建物の築年数、接道も見ます。関連する確認先を下にまとめました。
小金井市の地盤は比較的良好。最後は敷地と建物で判断する
小金井市は東京東部の低地や埋立地と比べると、地盤や液状化の条件がよい地域です。長く住む場所を考えるうえでは、安心材料になります。
同じ市内でも地形は異なり、同じ町丁目でも造成履歴や建物の耐震性は違います。地域の傾向をつかんだら、土地履歴、浸水、擁壁、接道、建物まで見る。私は不動産の実務でも、この順番で判断します。

